20代半ば、こにおの日記

僕の考え、日々の記録。役に立つ情報は提供出来ません。

銀杏を踏む少年と、避ける僕

 

10月、季節は秋

 

SSAWの3番目

秋は過ごしやすい!と世間では言われているけど、寒がりの僕からすれば普通に寒い。

 

むしろ

「あぁ、夏が終わった。そろそろ寒くなるぞ。」

と、憂鬱になる。

 

 

イチョウが黄色に染まりつつ、

木の下には銀杏畑。

 

20代半ばにもなると、銀杏は臭くて、踏んだら靴が汚れると誰もが知っている。

 

街行く人は銀杏を当たり前のように避ける。

 

僕も避ける、靴は汚れない、臭くない。

 

 

間違えて銀杏を踏んでしまった日には、靴底を洗わないといけないし、

革靴なら洗えなくて臭いままだ。

 

地面に見えるオレンジ色を上手く見極めて、ジグザグに進む。

 

「銀杏を踏まずに歩けるかどうかが、一流と二流の違いなのだ」

と言わんばかりである。

今年の僕は今のところ一流の男のようだ。。。

 

 

 

 

 

 

ーーーー「グジュ」

 

 

聞き覚えのある、懐かしい音と共に、

一人の少年が自転車で僕の横を通り過ぎる。

 

半袖半ズボンの低学年くらいの小学生、

自転車はまだヘルメット付き。

 

その少年から「グジュ」「グジュ」と聴こえてくるのだ。

 

音の正体に気づいて、僕はハッとする。

 

 

 

 

 

 

少年は、銀杏を。

 

 

踏みながら進んでいた。

 

 

 

 

僕たち大人とは真逆の行動。

慎重に自転車をゆっくりと進めながら、確実に銀杏を踏んでいく。

 

その顔は笑顔ではなく、正しく真剣。

 

自転車が汚れるとか臭くなるとか、

そんなことは大事ではない。

 

踏みたいから踏む、

至極単純な子供の論理的思考。

 

 

大人にとっての銀杏は、

「臭い、汚れる、食べたら美味い」

 

これに対して、

少年にとって銀杏は、

「落ちてる、踏む、楽しい、臭い!」

なのだ。

 

 

 

 

20代半ばになった僕。

 

仕事や勉強や家事に追われ、人生にゆとりを持つ時間が削られていく。

 

時間がなくなっていく結果、

体験したことのないことを勝手に頭で想像して、自己で完結させることになる。

 

やったことないけど、スノボは疲れるからしたくない。

生で見たことないけど、オーケストラは多分趣味じゃない。

食べたことないけど、羊肉は臭い。

 

 

踏んだことないけど、銀杏は踏んではいけないんだ。

 

 

 

そんな風に、自分の視野を狭めているのはいつだって僕自身だ。

 

 

 

 

 

一人の少年に、教えられることもある。

 

 

銀杏を必死に避ける大人よりも、

銀杏を楽しそうに踏む子供の方が、きっと人生を楽しんでいるんだろうなぁ。

 

 

僕も二流の男でいいから、人生をもっと楽しみたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

銀杏は今日も木から落ちていく

秋はまだ始まったばかり。

 

 

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

月に1人か2人くらい読んでくれたらいいなぁ

 

初投稿、こにおでした。